BRoaD Ⅲ

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製品コード BBT-020A

研究開発の現場で高い評価をいただく「BRoaDⅢ」が、FPGAのアップデートによりさらに進化しました。 従来の多彩な機能はそのままに、「ランダムパルス発生機能」と「クロック逓倍機能」を新たに追加。 これまで以上に複雑で高度な測定系の構築に、この一台で柔軟に対応します。

カタログ・資料一覧

NIM1幅モジュールのBRoaD ⅢはNIMビンからの電源供給はもちろん、AC100Vでの単独動作も可能です。
汎用50Ω:8入力、Fast NIM規格:8出力、LVTTL規格:8出力のLEMOコネクタを備えており、信号は1Gspsで処理しています(時間分解能:1ns)。
入力信号には、 “Delay”、 “Counter”、 “Measure”などの機能や、 “and”、 “or”、 “not”などの論理演算子を自由に組み合わせて適用することができます。
また、内部で任意の信号を生成してパルスジェネレータとして使用したり、添付ソフトウェアを使用してロジックを自由に構成したりすることもできます。
これらの機能を利用して、信号処理ロジックの検証、入力切り替え、複数の論理回路の出力の比較などが容易に行えます。
作成したロジックはPC上に保存できますので、必要に応じて装置にダウンロードすれば、いくつものロジック構成を繰り返し利用することが可能です。
SiTCP技術を利用し、ネットワークを介してロジックのダウンロードや、データの受信を行います。これにより遠隔地に本製品を置いてリモートでロジックの設定・変更や計測が行えます。
最大16種のロジックを装置内部のROMに保存が可能で、保存したロジックの内1つを電源投入時に自動的に呼び出すように設定できます。

また、BRoaD1シリーズと共用のPythonライブラリ(BRoaDpy)をGitHubPyPIに公開しています。
このライブラリでは、下記機能をPythonスクリプトから制御することが可能となっています。

・MeasureCounterの制御(Connect, Start, Stop, Disconnect)
・MeasureCounterのデータ読み出し
・UserControlのON/OFF切り替え
(インストール方法や使用方法は、README.mdをご参照ください)

【仕様】
・入力:LEMO8ch(汎用50Ω/プログラマブルVth)
・入力電圧範囲:±5V
・Vth範囲:±2.5V
・出力:LEMO8ch(Fast NIM)LEMO8ch(LVTTL)
・主要ロジック:AND, OR, NOT, XOR, Counter, Delay
・電源:AC100VまたはNIMビン(±6V)

【BBT-020A_BRoaDⅢからの新機能】
BBT-020A_BRoaDⅢでは、従来の機能はそのままに、以下の機能が追加されています

ランダムパルス発生機能
 時間的にランダムなパルスを生成する機能がInputとして追加されました。1ns(固定)のパルスを1nsの粒度で発生、発生頻度の設定も可能です。
 疑似乱数生成にはXorshiftアルゴリズム(128bit)を利用しています 。

逓倍機能
 Counter Functionの新しいモードとして逓倍機能が追加されました。入力の立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間を測定し、
 その周期をメインカウンタの設定値で逓倍したデューティ50%のパルスを出力します。逓倍率は1から255までの値が設定できます。

※仕様は予告なく変更されます。
※本製品の保証期間はご購入後1年間です。

こちらのフォーラム記事で BRoaD シリーズの機能をご紹介しています。併せてご覧ください。

本製品は、FPGAのカスタマイズも承っております。お気軽にお問い合わせください。

製品についてのドキュメントやソフトウェアのダウンロードは、ダウンロードページをご覧ください。